コラム
アタ製品の「リム」問題とRosilyのこだわり
増える「リム付き」アタ製品
近年、アタ製品の多くが「リム」と呼ばれる化学糊を使用しています。これは約10年前から使われ始めた新しい工法で、伝統的な製法とは異なります。木工用ボンドのような物質を水で薄めて塗布し、アタ製品の形を整えるのです。しかし、この方法はアタの自然な風合いや品質を損なうことになります。
「リム付き」アタの問題点
外見ではすぐには分からない「リム付き」のアタですが、よく見るとその「オーラ」が異なります。リムを使用すると、アタ製品は硬くなり、柔軟性を失います。本来長持ちするはずのアタが、リムのせいでもろく、折れやすくなってしまいます。また、長く使うことで生じるはずの美しい飴色の変化も得られません。
市場に溢れる「リム付き」アタ
現在、市場に出回っているアタ製品の約8割が「リム付き」となっています。これは、アタ製品の技術の低下を意味しており、残念ながらその品質が問われています。
Rosilyの伝統へのこだわり
Rosilyでは、アタ製品を「伝統的な工法」で作ることにこだわっています。私たちは、この伝統的な技法を守る熟練した職人のみに製造を依頼しています。無添加、昔ながらの手作りにこだわるのは、有機野菜ランチと同じ精神です。この姿勢は、これからも変わることはありません。