コラム
アタ製品の伝統的な製法:Rosilyが大切にしていること
アタを割く – 職人の技の見せ所
アタ製品作りは、植物の「アタ」を一本ずつ手作業で細く均一に割くことから始まります。この割き方が、最終的な製品の質を大きく左右します。Rosilyでは、他の店舗や現地の商品よりも細く割いたアタを使用しています。細く割いたアタから編まれたアタ製品は、遠くから見てもその違いが感じられるほどです。
アタを編む – 時間をかけた丁寧な仕事
続いて、細く割いたアタを編んでいきます。小物は数日、バッグは数週間、極細編みバッグには数ヶ月を要します。巷での多くのアタ製品が編み目を飛ばすなどの手抜きをして時間を節約していますが、Rosilyではそういった方法は取りません。手間を惜しまず、一つずつ丁寧に編むことで、品質の高いアタ製品を生み出しています。
化学品を使わずに形作る – 自然の形状を生かす
Rosilyでは、化学品を使用せず、自然の形状を生かした製法を守っています。昨今では木工用ボンドなどで整形する伝統的ではない方法で作られる事も多いですが、これはアタ製品の本質を損なうもの。我々は伝統的な製法を継承し、アタの自然な美しさを最大限に引き出します。
天日干し – バリ島の太陽の下で
編み上げたアタ製品は、バリ島の強い太陽の下で天日干しにします。このプロセスにより、アタ製品はカビにくくなり、長持ちします。バリ島の気候は予測が難しく、雨が降り始めたら急いで製品を避難させるなど、大変な労力を要します。
燻しを行う – アタ製品の鍵
燻し(いぶし)はアタ製品作りにおいて重要な工程です。椰子の実の殻を燃やしたケ煙で燻すことにより、アタに甘く香ばしい香りを与え、虫やカビから守ります。このプロセスは環境にも優しく、伝統的な製法の核となっています。
Rosilyのこだわり
私たちは、アタ製品を真面目に作ることが、お客様への最大の応えであると考えています。伝統的な製法で丁寧に作られたアタ製品は、使うほどにその美しさが増し、長い間愛用いただけます。Rosilyのアタ製品を通じて、この素晴らしい伝統を未来に継承していきたいと思います。